空想と現実 2022 11 20

書名 Xデイ到来
著者 藤巻 健史  幻冬舎

 私の記憶が正しければ、
著者は20年近く前から、
ハイパーインフレが来ると主張していました。
 一方、私は「100年デフレかも」と書きました。
当時、世界は供給過剰の状態であり、
世界レベルの流通網が発達して、
価格の安い国から食料や資源を調達するので、
世界デフレの時代になったと思いました。
 しかし、今や藤巻氏のほうが
正しかったと思うようになりました。
 米中対立で経済が分断されつつあり、
さらにロシア・ウクライナ戦争によって、
両国は食料や資源の大国なので、
世界的な供給網が破綻の危機にあります。
 さらに世界人口の増加によって、
構造的な需要増加もあるでしょう。
 世界的な物価高に対して、
各国の中央銀行は利上げを急いでいます。
一方、日本銀行は利上げをするつもりはありません。
 こうなると、一方的に円安になる可能性があり、
日本は「輸入インフレ」に加えて、
通貨安の影響が避けられないと思います。
藤巻氏の予言が現実のものとなるかもしれません。












































































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